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2014年9月11日木曜日

秋田大学医療フォーラム がん早期発見のすすめ

 平成26年9月2日、秋田市のさきがけホールにて「秋田大学医療フォーラム がん早期発見のすすめ」が開催されました。
 今回は、女性のがんにスポットを当て、秋田大学の医師による講演、対談などを通じて、乳がんや子宮がんについて理解を深めるとともに、がんの早期発見の重要性を学びました。
 

秋田大学 澤田賢一学長 あいさつ
 講演の一つ目として、「乳がんのことをもっとよく知ろう」と題し、呼吸器科・乳腺内分泌外科の南谷佳弘教授から、乳がんについての説明がありました。
 がんができる仕組みから現在の治療法まで紹介していただきました。



 次に、「子宮がんを理解しよう」と題し、産科婦人科の寺田幸弘教授より、子宮頸がん、子宮体がんの仕組みについて、わかりやすく説明していただきました。
 秋田大学医学部のみならず、秋田県全体の婦人科が連携して秋田の女性を子宮がんから守るつもりでがんばっているとの力強いお言葉がありました。


 続いて、県のがん対策について、秋田県の堀井啓一副知事から、県のがんの罹患状況、がん検診の重要性や検診受診率の向上策などについて説明がありました。


 このあと、休憩を挟んでから特別ゲストの壇蜜さんが登場し、女性医師2名との対談形式で、会場のみなさんと一緒に女性のがんについて勉強しました。
 まず、伊藤亜樹先生から乳がんの特徴的な症状や、自己検診の方法、病院での検査についてなどご紹介いただきました。
 乳がんは自分で触れることのできるがんの1つなので、毎月の自己検診と、40歳を過ぎたら2年に1回の乳がん検診で自分を守りましょう。万が一、乳がんと言われても、現在は良い治療法があるので、早く治療に臨みましょう。とのことでした。


 次は、富樫嘉津恵先生から子宮がんについて、子宮頸がんと子宮体がんに分けて、チェックリストを用いながら、発症のリスクを確認したり、それぞれのがんの自覚症状の違いなどについて説明を受けました。
 いずれも早期発見が大切であり、子宮頸がんは20歳をすぎたら、子宮体がんは40歳を過ぎたら検診を受診しましょうとのことでした。

 最後に、壇蜜さんから会場にお集まりのみなさんに対して、人の目を気にしすぎず、恥ずかしがらずに当たり前に検診を受診する権利を使えるようになりましょう、といったメッセージをいただきました。
 検査が恥ずかしいという気持ちもわかりますし、小さい職場では検診に行くのもはばかられるという話も聞きますが、本当にそのようになって欲しいなと思いました。

なお、このフォーラムの模様は、秋田テレビで9月27日午前10時から特別番組として放送されるそうです。
 

以上、じぇいの報告でした。

2014年9月10日水曜日

がん検診推進フォーラム秋田県南大会

 平成26年8月24日、横手市かまくら館において、「がん検診推進フォーラム秋田県南大会」が開催されました。
 昨年の県北大会に引き続き「女性のがん 早期発見の重要性」をテーマにしたフォーラムで、秋田朝日放送、横手市、秋田県の共同開催です。




秋田県の田中央吾健康福祉部次長あいさつ


横手市の藤本和宏副市長あいさつ



 講演の一つ目は、平鹿総合病院の島田友幸先生による「乳がん検診 正しく理解し正しく受けよう」です。
 「健康なときに受けるのが検診、症状があって受けるのは診療」といったことや、検診にはメリット・デメリットの両方があることを理解した上で、がんで不幸になる方を少なくすることができるがん検診を受けましょうというお話しがありました。




 講演の二つ目は、市立横手病院の畑澤淳一先生による「上手な婦人科検診の受け方」です。
 子宮頸がん、子宮体がんは全く別な病気であることや、婦人科検診の特徴として婦人科検診婦人科の検査は簡単な検査なので、是非受診して自分の体は自分で守りましょうというメッセージをいただきました。





 先生方によるQ&Aコーナーのあと、タレントの原千晶さんが登壇し、ご自身の体験に基づいたがん検診の大切さを訴えました。
 身体の異変を感じていても我慢して病院に行かなかったばかりに、自分だけではなく、家族など大切な人までも傷つけてしまう結果になったことから、早期発見・早期治療の重要性を強調されておりました。つらい体験を隠すことなくお話しする姿に心を打たれるとともに、がんという病気は他人事にしてはいけないと強く感じました。


 講演全体を通して、やはり最終的に自分の身体を守るのは自分自身であり、そのためには普段の検診を欠かさないこと、症状が出てからは早めに医師の診察を受けることを心がけたいと思いました。

以上、じぇいの報告でした。